ポケモンSV「だいちのちから」入手場所と素材!特殊じめん技の神髄を解剖
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』の対戦環境において、物理じめん技の代名詞が「じしん」であるならば、特殊アタッカーの生命線として君臨し続けているのが「だいちのちから」です。ランクバトル上位勢の構築記事や公式大会のマスターカテゴリでも、この技の採用有無が勝敗を分ける決定打として幾度となくクローズアップされてきました。
鋼・毒・岩・炎・電気と広範なメジャータイプに抜群を突ける優秀な攻撃範囲に加え、特殊技ならではの独自の強みを持つこの技ですが、「どこでわざマシンを拾えるのか」「クラフトに必要な素材は何か」「じしんと何が違うのか」といった疑問を抱くトレーナーも少なくありません。フィールドでの入手ルートから実戦におけるダメージ計算の背景、トップメタへの採用理由まで余すところなく紐解いていきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:わざマシン133(だいちのちから)は「ロースト砂漠」等で直接拾えるほか、ディグダ・ドジョッチ・スナバァの素材と10,000LPで作成可能。
- 要点2:威力90・命中100・10%の確率で特防ダウン。グラスフィールドで威力が半減せず、ダブルバトルで味方を巻き込まない点が「じしん」に対する最大の差別化要素。
- 要点3:ガチグマ(赫月)やヒードランをはじめとする特殊アタッカーの必須サブウェポンであり、環境の「いかく」「おにび」を完全に無力化する。
【SV版】だいちのちからの入手場所・わざマシン133の作成素材まとめ
ポケモンSVにおいて、「だいちのちから」はわざマシン133に割り振られています。パルデア地方の冒険中に入手できるポイントは複数存在しますが、最も迷わず回収できる代表的なだいちのちから入手場所は「ロースト砂漠」です。
ロースト砂漠の中央からやや北東に位置する岩山・段差の上に、黄色のモンスターボールアイコン(わざマシン)として落ちています。ライドポケモンの「大ジャンプ」や「がけのぼり」があればスムーズに到達可能です。また、DLC『ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』のキタカミの里や『後編・藍の円盤』のテラリウムドーム内でもフィールド上に配置されています。
一度わざマシンを入手、または特定のレイドバトル勝利などでレシピを解放した後は、ポケモンセンターに設置されている「わざマシンマシン」で量産可能です。作成に要求されるだいちのちから素材の内訳は以下の通りです。
- リーグペイ(LP):10,000 LP
- ディグダのつち:5個(セルクルタウン周辺や東2番エリアのディグダから入手)
- ドジョッチのねんえき:3個(南4番エリアや西1番エリアの池・川に生息するドジョッチから入手)
- スナバァのすな:3個(東パルデア海やハッコウシティ周辺の砂浜にいるスナバァから入手)
特に「ドジョッチのねんえき」は水辺に近づかないと集まりにくいため、「そうぐうパワー:じめん」や「そうぐうパワー:みず」のサンドウィッチを発動させて池の周囲をピクニックリセットしながらレッツゴー連打で集めると効率的です。

【徹底比較】だいちのちからと「じしん」の決定的な違い|威力・仕様・GF耐性
ポケモン対戦におけるじめん技の選択において、初心者が最も陥りがちなのが「威力が100ある『じしん』のほうが単純に強いのではないか」という先入観です。しかし、上位レート帯では特殊型でなくとも敢えてだいちのちからを検討するケースがあるほど、両者の間には深い仕様の違いが存在します。
| 比較項目 | だいちのちから(わざマシン133) | じしん(わざマシン149) | 実戦での有利・不利ポイント |
|---|---|---|---|
| 分類・威力・命中 | 特殊 / 威力90 / 命中100 | 物理 / 威力100 / 命中100 | 数値上の威力は「じしん」が上だが、特殊じめん技としては最高峰の打点。 |
| ダブルバトルの対象 | 相手1体(単体選択) | 味方を含む全体攻撃(威力0.75倍に分散) | 味方を巻き込まず、分散減衰なしで集中砲火できるためダブルで絶大な支持。 |
| グラスフィールド(GF)耐性 | 威力低下なし(100%のまま) | 威力が半減(50%にダウン) | ゴリランダー展開時でも火力が落ちない決定的な強み。 |
| 追加効果 | 10%の確率で相手の特防1段階低下 | なし(あなをほる状態に倍ダメージ) | 受けループ対面で特防ダウンを引くことで崩しの起点になる。 |
| 接触・状態異常判定 | 非接触(ゴツメ・さめはだ無効) | 非接触(ゴツメ・さめはだ無効) | だいちのちからは「いかく」や「やけど」による火力半減を受けない。 |
データを見れば明らかなように、じしんとの違いで最も警戒すべきは「フィールド効果」と「ダブルバトルの挙動」です。ゴリランダーの特性「グラスメイカー」によって展開されるグラスフィールドは、「じしん」「じならし」「マグニチュード」のダメージを50%カットしますが、だいちのちからは一切減衰しません。この仕様を把握しているかどうかが、選出段階での勝率に直結します。
対戦環境で採用される決定的な理由|ガチグマ赫月・ヒードランの必須技
ランクバトルのマスターボール級や公式大会の上位入賞パーティを分析すると、特定のポケモンにおいてだいちのちからは代替不可能な中核技として位置づけられています。その筆頭がガチグマ赫月(アカツキガチグマ)とヒードランです。
ガチグマ(赫月)は、専用特性「しんがん」によりゴーストタイプにもノーマル技・かくとう技を命中させられる唯一無二のアタッカーです。専用技「ブラッドムーン」と「ハイパーボイス」を主軸に据える構成において、唯一等倍以下で受け止められやすい「はがね」「いわ」タイプを跡形もなく粉砕するために、一致特殊技であるだいちのちからが不可欠となります。こだわりメガネやシルクのスカーフ、とつげきチョッキを持たせた型を問わず、技構成の固定枠として採用され続けています。
また、ヒードランにとってもだいちのちからは生命線です。同族ミラー対面において相手の4倍弱点を突く手段であり、かつヒードラン受けとして後投げされやすいドヒドイデ、キラフロル、テツノドクガなどの毒・炎・鋼複合を一撃で崩すための必須打点となっています。だいちのちからの存在そのものが、相手の選出やテラスタル誘導に強烈な圧力をかけています。

【実態検証】ランクバトル現場の声から見る「特殊じめん技」の真価
SNSや対戦コミュニティで頻繁に語られるのが、「物理受けの極端なインフレに対する解答」としての価値です。現在の対戦環境には、ヘイラッシャ、アーマーガア、クレセリア、キョジオーンなど、物理アタッカーを完全に機能停止させる超高耐久ポケモンが多数存在します。
現場のプレイヤーたちからは、次のような実戦的な証言が多く寄せられています。
- 「ランドロスやガオガエンの『いかく』サイクルを回されても、特殊アタッカーのだいちのちからなら打点を削がれずに突破できる」
- 「相手のおにびで機能停止しないじめん技というだけで、現環境における信頼度が段違いに高い」
- 「10%の特防ダウン確率は一見低く見えるが、耐久ポケモン同士の打ち合いで引いた瞬間、受けが成立しなくなって一気にイージーウィンできる」
このように、単なるダメージ計算上の数値だけでなく、「物理メタの網をすり抜ける」という戦術的価値が、だいちのちからの採用率を押し上げる原動力となっています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
対戦知識のアップデートが追いついていないプレイヤーの間で、今なお散見される典型的な2つの誤解を是正しておきます。
誤解1:「グラスフィールドはじめんタイプの攻撃をすべて半減する」
これは最も多い勘違いの一つです。ゲーム内の説明文では「じめん技の威力が落ちる」と大雑把に捉えられがちですが、内部データで威力が半減されるのは「じしん」「じならし」「マグニチュード」の3技のみです。だいちのちからはもちろん、「ドリルライナー」「マッドショット」「すなじごく」などもグラスフィールドの影響を受けません。ゴリランダーと対面した際、迷わずだいちのちからを選択できる知識は大きなアドバンテージとなります。
誤解2:「特殊アタッカーなら覚えるポケモンは誰でも採用すべき」
じめん技の攻撃範囲が広いからといって、サブウェポンとして安易に搭載するのが正解とは限りません。例えば、ハバタクカミやサーフゴーのようにタイプ一致技や他の補完技(シャドーボール、ゴールドラッシュ、マジカルシャイン、きあいだま等)で既に役割対象を倒せる場合、だいちのちからを無理に入れると技スペースが圧迫されます。テラスタルで「じめんタイプ」になり一致火力を引き出す計画があるか、あるいはヒードランピンポイント対策など明確な仮想敵が定まっている場合にのみ採用するのが勝率を安定させる鉄則です。

【プロの結論】だいちのちからを採用すべき構築・慎重になるべきケースの判断基準
対戦構築を組む際、だいちのちからの採用可否を即座に判断するための明確なスクリーニング基準を提示します。
【だいちのちからを最優先で採用すべきケース】
- ベースとなる特攻種族値が100以上のポケモン:ガチグマ(赫月)、ヒードラン、キラフロル、サザンドラ、ウルガモス、タケルライコなど。
- ダブルバトルでじめん打点を確保したいパーティ:味方のまもるやひこうタイプ浮遊ポケモンとの連携を気にせず、高打点を相手単体に叩き込みたい場合。
- 鋼・毒タイプの受けサイクルに崩しを入れたい構築:サーフゴーやドヒドイデの受け出しを許さず、サイクル崩壊を狙うアタッカー。
【採用に慎重になるべきケース】
- 全体攻撃によるスイープを主軸にする物理構築:じしん+テレパシー・浮遊などのコンボが既に完成している場合。
- カイリューやオーガポン等の草・飛行タイプが重い選出:じめん技の一貫性が切られやすく、無効化・半減された際の隙が大きいため、れいとうビームやフリーズドライなどの氷技を優先すべき場面。
【だいちのちから】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:だいちのちからをレベルアップで自力習得する代表的なポケモンは?
A1:ガチグマ(赫月)、ヒードランのほか、フライゴン、トリトドン、バクーダ、ドダイトス、カバルドンなどがレベルアップで覚えます。それ以外の多くの特殊アタッカー(ウルガモス、サザンドラ、キラフロル等)は「わざマシン133」を使って覚えさせる必要があります。
Q2:ダブルバトルで「じしん」より「だいちのちから」が好まれるのはなぜですか?
A2:じしんはダブルバトルで使用すると「味方を含む全体攻撃」となり、味方にダメージを与えてしまう上に、相手2体への威力がそれぞれ0.75倍(実質威力75)に減衰します。一方、だいちのちからは指定した相手1体に威力90のフルダメージを与えられ、味方を巻き込まないため、盤面コントロールが極めて容易だからです。
Q3:だいちのちからは相手の「ふゆう」や「ひこうタイプ」に当たりますか?
A3:通常のじめん技と同様に、特性「ふゆう」や「ひこうタイプ」、「ふうせん」を持っているポケモンには無効化(こうかがない)されます。これらを突破したい場合は、事前に「じゅうりょく」を展開するか、ガチグマ(赫月)のように特性「しんがん」などで無効タイプを貫通する工夫が必要です(※しんがんはゴーストに対するノーマル・格闘無効を貫通する特性のため、飛行に対する地面技は貫通しない点に注意)。
まとめ:特殊じめん技の理解がパーティ構築を一段上に引き上げる
「だいちのちから」は、単なる威力90の特殊技にとどまらず、グラスフィールド耐性、非接触判定、ダブルバトルでの単体集中火力、そして10%の特防ダウンという受け崩しの要素まで兼ね備えた、極めて完成度の高いウェポンです。
ロースト砂漠でのわざマシン回収や素材集めを済ませ、ガチグマ(赫月)やヒードランといった強力な特殊アタッカーに正しく搭載することで、ランクバトルの対戦環境における対応力は劇的に向上します。物理受けが蔓延する現環境だからこそ、特殊じめん技の持つ真の強みを理解し、勝ち切るためのパーティ構築に役立ててください。 (出典: だいち の ちから(Yahoo!ニュース))